趣きの異なる湯殿を湯めぐり三昧!「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の完全攻略ブログ[3/4]

今回も前回に引き続き「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の完全攻略ブログのその3です。今回はアフターディナータイムにめぐった「九兵衛旅館 」本館の大浴場「山の湯」と「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」を中心にレポートしてきます。

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今回の宿泊中のスケジュール(モデルプラン)

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1日目
17:00  チェックイン
17:15  ルームツアー  
17:40  入浴(「九兵衛旅館 」大浴場「川の湯」) 
18:40  夕食
20:30  読書休憩 ⇐いまココ!
21:30  入浴(「九兵衛旅館 」大浴場「山の湯」) 
22:15  部屋に戻ってクールダウン
22:45  入浴(貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」) 
23:30  就寝
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2日目
5:30   起床  
6:00   入浴(貸切展望風呂「まんてん」)
7:40   朝食  
8:30  コーヒータイム
8:45   入浴(「ますや旅館」貸切風呂「古代檜の湯」)
9:45  ティータイム・チェックアウトの準備
11:00  チェックアウト
目次

1日目(続き)

20:30~ 読書休憩

夕食を終えたら、湯めぐりを再開する前にいったん小休憩を入れることにします。

読書室

「ごっつお処 たんと」と同じ2階には、こうしたスキマ時間にもってこいのスペースとして「読書室」があるので、夕食を終えた足でこちらに立ち寄ってみます。

読書室は2階の左奥にあり、その隣には客室「水月」があります。読書室の利用者はほとんどいないとは思いますが、客室の入口前での人の出入りがどうしても気になるという方は「水月」以外の客室を希望しておくのが安心でしょう。

(左から)「読書室」の入口、客室「水月」の入口

読書室は10畳前後のこじんまりしたスペースで、シックなインテリアの室内には小さな木製テーブルと椅子2脚のセットが2セットと、2人掛けのソファー、読書カウンターと椅子1脚が設置されています。

読書室の室内

本棚に並べられた本の品揃えは古本ばかりで統一感もありませんが、こうした機会に偶然手に取った本がその後の人生に影響を与えるなんてことも考えられるので、休憩がてら気になった本を手に取りしばし読書タイムです。

読書室の本棚
私たちがで手に取った本(「温泉批評」、「つるおかおうち御膳」)

ちなみに、読書室の窓はステンドグラスになっているので、日中の明るい時間はよりシックな雰囲気に溢れています。

2日目の朝に撮影した読書室

喫煙専用室

「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の各客室内は全て禁煙です。喫煙専用室は読書室のちょうど反対側にあたる2階の右奥に設けられているので、喫煙者の方は滞在中はこちらを利用することになります。

喫煙専用室の入口
喫煙専用室の室内

21:30~ 入浴(「九兵衛旅館 」大浴場「山の湯」)

読書室で食後の小休憩タイムを過ごして落ち着いたら、湯めぐりを再開すべく動き出します。

ここでも、どの湯殿に足を運ぶか少し悩みますが、私たち夫婦は2日目に「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切展望風呂「まんてん」と「ますや旅館」の貸切風呂「古代檜の湯」の湯に入浴するスケジュールで考えていたので、1日目のアフターディナータイムに「九兵衛旅館」の男女入替後の大浴場と「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」を一気にめぐることにしました。

そして、あまり夜が更けてから「九兵衛旅館」の本館まで移動することは避けたかったので、まず先に「九兵衛旅館」の大浴場(男女入替後)に入浴してくることにしました。

「九兵衛旅館 」グループの各浴場の脱衣所には、備え置きのバスタオルはないので、客室からバスタオルを忘れずに持ち出しておきましょう。

ということで、「九兵衛旅館」の本館1階のロビーに設置された館内案内図を再掲します。

「九兵衛旅館」の館内案内図(再掲)

「九兵衛旅館」の本館の大浴場「山の湯」は「川の湯」の反対側にあり、ロビーを左奥へと進んで行ったところにあります。

大浴場「山の湯」ののれんをくぐると、その先にもう一つのれんがあり、その手前には湯上がり処とトイレが設けられています。湯上がり処にはウォーターサーバーに加えてマッサージチェアも設置されていて、湯上がり処がない「川の湯」よりもこちらのほうが快適に過ごせそうです。

大浴場「山の湯」に設置されている湯上がり処
左はトイレの入口
湯上がり処に設置されているマッサージチェア

そして、2つ目ののれんをくぐると、右手奥が脱衣所になっています。こちらは、脱衣所内にはウォーターサーバーが設置されていない点を除けば、「川の湯」の脱衣所とウリふたつのレイアウトです。

大浴場「山の湯」の脱衣所(夫が18時の入浴時に撮影したもの)
洗面台は3つ
セーフティボックスもあります

脱衣所に備え付けのアメニティも「川の湯」と全く一緒でした、、と言いたいところですが、アフターシェーブローションが資生堂の「 BRAVAS(ブラバス)」ではなく、POLA の「AQUA BALANCE HOMME(アクア バランス オム)」のところだけが違いました。

大浴場「山の湯」に備え置きのアメニティ

脱衣所で入浴の準備を整えたら、大浴場「山の湯」の湯殿に突入です!

大浴場「山の湯」の湯殿はこんな感じでした。

浴槽の角に兎の彫像がちょこんと座っています
洗い場は5つ

大きな水槽の中で泳ぐ金魚たちがインパクト抜群だった「川の湯」とは趣きが異なり、こちらはオーソドックスな石造りの内風呂です。浴槽の角に設置されている兎の彫像が、山の麓での湯浴みのイメージを想像させてくれて、ほっこりした気分にさせてくれます。

「山の湯」の洗い場は5つで、備え置きのバスアメニティは「川の湯」と同じ(DHCオリーブゴールドシリーズとフタバ化学のお茶シリーズの2つのラインナップ)でした。

そして、大浴場「山の湯」が「川の湯」とは大きく違う点といえば、露天風呂が完備されている点です。その露天風呂がこちら。

露天風呂の浴槽は定員6名前後といったところで、屋根が付いているので、雨の日でも露天風呂での湯浴みを楽しめるのはよきです。
こちらの浴槽の角にも兎の彫像が設置されていて、庭園の木々の存在もあいまって、野天風呂に入浴しているような気分に浸ることができますよ。


大浴場「山の湯」の源泉は、「川の湯」と同じです(というか、湯田川温泉地区では旅館組合が源泉を一括で管理しているため、地区内にある温泉の源泉はすべて同じものになっています)。

それでも、「川の湯」と「山の湯」とでは湯殿の雰囲気が全く違いますし、「山の湯」は「九兵衛旅館」グループの湯殿の中で唯一露天風呂を完備している浴場なので、「九兵衛旅館」グループの温泉宿に宿泊する場合には、「川の湯」と「山の湯」の両方を湯めぐりのスケジュールに組み込んでおくことを、ぜひおススメします。

【「九兵衛旅館 」の大浴場「山の湯」の基本情報(温泉分析書より引用)】

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利用時間14:00~翌10:00 (20:00 男女入替)
※19:30~20:00は男女入替え・清掃のため入浴不可
内容内湯、露天風呂
源泉湯田川1号源泉
泉質ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉(低張性-アルカリ性高温泉)
泉温42.2℃
pH値8.7
効能リウマチ、痛風、尿酸素質、創傷、高血圧症、動脈硬化症
病後回復期、疲労回復など
 
大浴場「山の湯」の温泉分析書
大浴場「山の湯」の温泉表示

22:15~ 部屋に戻ってクールダウン

「九兵衛旅館」の大浴場での湯浴みを終えたら、「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の客室「竹林」まで戻ります。客室に戻ってみると、和室に布団が敷かれていました。敷布団は厚さ10センチメートルのウレタンフォームだったので、外国人宿泊客にも抵抗なく受け入れられそうです。

和室に布団が敷かれた状態

本当はこのまま布団に入って寝てしまいたいところですが、スケジュール的には就寝前に「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の3つの貸切風呂のうち、貸切展望風呂以外の2つの貸切風呂にも入っておかないと入浴のタイミングがなさそう……。ということで、30分ほど部屋で体を休ませながら、クールダウンさせます。これもチェックインが17時すぎになってしまったことのしわ寄せですが、致し方なしです。

22:45~ 入浴(貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」) 

部屋でクールダウンしたら、エレベーターで1階まで下りて貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の浴場に向かいます。

貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の浴場は、1階の階段横の廊下を奥に進んだところにあります。

1階の階段横の廊下が貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」につながっています

この廊下沿いには、DVDやトランプなどの無料貸出コーナー、ウォーターサーバーが設置されていて、九谷焼や古伊万里のお皿なども展示されています。

備え付けのウォータータンク
廊下に展示されていた九谷焼や古伊万里の皿

また、玄関スペースのちょうど裏側には自動販売機と一緒に、椅子が2つ設置されていて、この椅子が貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」が使用中の場合の順番待ちの待機場所になっています。

貸切風呂の順番待ちの待機場所

階段横の廊下を奥に進んだ突き当りに貸切風呂「あさつゆ」の入口が、突き当りを少し右に進んだところに貸切風呂「ゆうぎり」の入口がそれぞれあります。

貸切風呂「あさつゆ」の入口
貸切風呂「ゆうぎり」の入口

貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の各入口前には、使用中・空室の表示札が設置されているので、表示札が「空いております」になっているのを確認したうえで、これを裏返して「入浴中」にしてから中に入って内鍵をかけます。

空室の場合の表示
利用中の場合の表示

貸切風呂「あさつゆ」

貸切風呂「あさつゆ」の入口ドアを開けると、ひらがなの「ゆ」の一文字が書かれたのれんが掛かっていて、これをくぐるとかなりコンパクトな脱衣所が現れます。洗面台も脱衣かごも2つずつでした。

貸切風呂「あさつゆ」の脱衣所

備え置かれていたアメニティ類は、「九兵衛旅館」の大浴場「川の湯」と全く一緒でした。

「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂には、混雑を緩和する目的で、ヘアドライヤーは設置していないので、髪は自室に戻ってから乾かす必要があります

ヘアドライヤーの未設置に関する案内

そして、「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂「あさつゆ」の浴場はこんな感じです。

コンパクトな脱衣所から想像していたとおりの小さめの石造りの湯殿で、洗い場も2つでした。完全に定員2,3名での利用を想定しているようです。備え置きのバスアメニティは、POLAの「ひととき」シリーズでした。

備え置きのバスアメニティ(POLAの「ひととき」シリーズ)

夜間の入浴で外の景色が暗くて全く見えなかったので、2日目の朝に外の眺めを含めて写真におさめておきました。

2日目の朝に撮影した貸切風呂「あさつゆ」の湯殿

「あさつゆ」は定員2名ほどの利用が想定されているので、家族連れでの入浴の場合は、「あさつゆ」ではなく、隣の「ゆうぎり」を利用したほうがいいでしょう

貸切風呂「ゆうぎり」

貸切風呂「ゆうぎり」の入口には、漢字の「湯」の一文字が書かれたのれんが掛かっていて、これをくぐると「あさつゆ」と同じように、コンパクトな脱衣所が現れます。

貸切風呂「ゆうぎり」の脱衣所
洗面台は2つで、アメニティも「あさつゆ」と一緒でした

貸切風呂「ゆうぎり」の湯殿は「あさつゆ」の2倍ちかくの広さで、浴槽のふちが木枠でかたどってあり、檜風呂と石風呂をあわせたような浴槽でした。洗い場も3つ設置されていたので、こちらは家族連れの方でもゆったりとくつろげるはずです。

貸切風呂「ゆうぎり」も、2日目の朝に外の眺めを含めて写真におさめておきました。日中の雰囲気も「ゆうぎり」のほうが良さそうなので、「あさつゆ」「ゆうぎり」のどちらも空いている場合には「ゆうぎり」に入浴したほうが満足感が高いと思います。

2日目の朝に撮影した貸切風呂「ゆうぎり」の湯殿

「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂の源泉も、「九兵衛旅館」の大浴場と同じ「湯田川1号源泉」なので、泉質も全て一緒です。趣きのある広い大浴場のほうが好みの方は「九兵衛旅館」の大浴場まで足を運んだほうがいいでしょうし、逆に、他人の目を気にしないでのんびり湯浴みを楽しみたい方は、「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂のほうが満足感が得られるでしょう。もちろん、湯めぐりが大好きな方はチェックインを早めにしたうえで、全ての湯殿の制覇を目指しましょう!

【「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の基本情報(温泉分析書より引用)】

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利用時間14:00~翌10:00
内容内湯
源泉湯田川1号源泉
泉質ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉(低張性-アルカリ性高温泉)
泉温42.2℃
pH値8.7
効能リウマチ、痛風、尿酸素質、創傷、高血圧症、動脈硬化症
病後回復期、疲労回復など
 
「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の温泉分析書
「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の温泉表示
湯田川温泉について説明

23:30  就寝

貸切風呂「あさつゆ」「ゆうぎり」の湯めぐりを無事に終えたら、客室「竹林」に戻ってやっと就寝です。翌日の朝食前には貸切展望風呂「まんてん」の入浴を達成するという重要なミッションがあるので、ぐっすり眠れることを期待して眠りにつきますzzz


まだまだ終わらない「九兵衛旅館 別館 珠玉や」のレポート回。最終回となる次回は、まだ紹介していない「九兵衛旅館 別館 珠玉や」の貸切展望風呂「まんてん」や2日目の朝食などをレポートするので、楽しみにしていてください。

【続く】

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この記事を書いた人

山形県出身、宮城県仙台市在住。
30代の既婚の女性です。
結婚3年目を迎える共働きの子なし夫婦の妻のほうをしています。
旅行は遠出よりも近場派。
東北の宿泊施設をめぐるのが大好きで、月に1,2回のペースで東北各地の宿に泊まっています。
色々な旅行ブログをのぞいているうちに自分にも有意義な情報発信ができるかもと考えて、このサイトを立ち上げました。
当サイトのモデルプランを参考に滞在中のスケジュールを組んでもらえれば宿での滞在時間がより充実したものになる思うので、是非のぞいていってください。

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