美しい景観とともに味わう大人の和朝食!「オーベルジュ 別邸 山風木」の完全攻略ブログ[4/4]

「オーベルジュ 別邸 山風木」の完全攻略ブログ記事のその4です。「オーベルジュ 別邸 山風木」の最終回の今回は、2日目のスケジュールとして、朝食とまだ紹介していなかったもう一つの大浴場「風と木々の湯」を中心に紹介していきます。

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今回の宿泊中のスケジュール(モデルプラン)

1日目
15:00   チェックイン
15:15  ルームツアー
15:45  入浴(貸切露天風呂)
16:30  ウェルカムサービス
17:00  入浴(大浴場「月と風の湯」)  
18:00  ディナー 
20:30   館内散策
21:30  夜食
23:30  就寝
2日目
7:30  起床 ⇐いまココ!
8:00  朝食
9:00  ティータイム
9:15  入浴(大浴場「風と木々の湯」)
10:00  チェックアウトの準備
11:00  チェックアウト
目次

2日目

7:30  起床

朝食こそは1番人気の窓側カウンター席の左端を確保しようと意気込んでいたので、午前7時30分に起床です。
2日目も天候に恵まれたので、客室のサンルーフテラスからの朝ぼらけの眺めも最高で、清々しい朝です。

客室「茜」のサンルーフテラスからの眺め(2日目の朝)

8:00~ 朝食

朝食こそは1番人気の席を狙って、昨夜に学習したばかりのソファに座って待つ戦法で先頭を確保すべく、午前7時45分頃には「ロータスダイニング」に着きました。

そして、計画通りに先頭を確保!!

2階への階段は客室「虹」につながっています

となれば当然、念願の窓側カウンター席の左端とその隣の席をゲット!

「ロータスダイニング」の窓側カウンター席の左端

昨日のディナーの時と違って明るい環境なので、美しい中庭の景色がはっきりと見えて、雰囲気も最高です!

「ロータスダイニング」の窓側カウンター席からの眺め

朝食のお品書きはこんな感じです。席にはすでに箱膳がセッティングされていました。これに、追加の料理が加わるほか、ディナーの時と同じように、ハーフビュッフェ形式のおばんざいの提供があります。

朝食のお品書き(2023年10月28日)

ということで、ここからは朝食で提供されていた料理を順番に紹介していきます。

おばんざい

朝食のおばんざいは、ディナーの時と同じように、ハーフビュッフェ形式で提供されています。

おばんざいコーナー(朝)

朝食で提供されていたおばんざいは全8種で(「蔵王野菜のサラダ」「角田産昔ながらの梅干し」「はやがわ屋のおから」「本日のおひたし(ほうれん草)」「ちい子さんのお漬物」「女将の温泉たまご」「はせがわ屋の寄せ豆腐」「お出汁が利いたとろろ」))で、このほかにフレッシュフルーツ(バイナップル・グレープフルーツ)がありました。

「蔵王野菜のサラダ」
(左から)「角田産昔ながらの梅干し」、「はやがわ屋のおから」
(左から)「本日のおひたし(ほうれん草)」、「ちい子さんのお漬物」
(左から)「女将の温泉たまご」、「はせがわ屋の寄せ豆腐」
(左から)「お出汁が利いたとろろ」、フレッシュフルーツ(バイナップル・グレープフルーツ)

この中ではサラダの野菜がすごくシャキシャキしていたので印象に残っていますが、どれも安定の美味しさでした。サイドディッシュが優しめ味の料理ばかりで、メインとのバランスがとれているのもよきでした。夫は「お出汁のきいたとろろ」+白飯の組み合わせが気に入っていました。

箱膳

テーブルにセッティングされていた「箱膳」の蓋を開けると、左上のボックスが「蔵王産豚肉『Japan X』の焼売」「蔵王産豚肉『Japan X』のベーコン」、右上のボックスが「杏仁豆腐」、右下のボックスが「お造り(白いか)」「笹かまぼこ」「オクラ」、左下のボックスが「銀鱈の柚庵焼き」「明太子」「卵焼き」でした。

「箱膳」

箱膳の料理は朝食メニューの王道といったラインナップで、おばんざいを含めて全体的に料理のバランスが良く、味もどれも平均以上でした。私は少し甘めの卵焼きが好みにピッタリで、夫は食べ応えのある蔵王のブランド豚「Japan X」のベーコンと焼売が好みだったみたいです。

すき焼き鍋

朝食で1番驚いたのがコレ!お品書きには全く書かれていなかった「すき焼き鍋」の提供がありました。朝からこうしたスペシャルメニューがあるのは、特別な休日感が出て気分が上がります。

「すきやき鍋」

スタッフさんから、おばんざいの中の「女将の温泉たまご」を「すきやき鍋」の上にのせて食べると美味しいですよとアドバイスされたのでそのまま実践してみたところ、これがもう激ウマ。お肉が美味しいのはもちろんですが、出汁と肉の脂がしみ込んだ野菜や豆腐も美味しすぎて、ペロリと完食です。

「すき焼き鍋」に「女将の温泉たまご」をイン

ご飯と汁物

ご飯は「蔵王源流米のひとめぼれ」で、粘り気のあって甘みが強めのお米でした。汁物はのどぐろで出汁をとった「季節の味噌汁」で、里芋・人参・大根・油揚げ・こんにゃく入りの具だくさんです。

(左から)「蔵王源流米のひとめぼれ」の白飯、具だくさんの「季節の味噌汁」

ドリンク

ドリンクは、「オレンジジュース」「ジャスミンティー」に加えて、シャンパン(「Angeaile Sparkling Brut(アンジュエール スパークリング ブリュット)」)まであります。私たちは車だったので朝シャンはしませんでしたが、朝から景気づけにシャンパンに手を出している方もちらほらいらっしゃいました。

(左から)シャンパン、ジャスミンティー、オレンジジュース

朝食もけっこうなボリュームでしたが、どちらかというと少食の私もすきやきを含めて全て完食できました。お腹は完全に腹十分目なのですが、かと言って胃腸にそんなに負担を感じなかったのは、料理のバランスがとてもよかったからだと思います。

「オーベルジュ 別邸 山風木」の朝食勢ぞろいの図

何よりも美しい日本庭園を目の前にしながら朝食は、朝から気分を上げてくれ、1日の始まりを最高の形で迎えさせてくれます。せっかく「別邸 山風木」に宿泊するのなら、中庭の景観の良さを含めて食事の時間を満喫できるように、頑張って窓側カウンター席の確保にチャレンジしてみてください。

9:00~ ティータイム

「ロータスダイニング」では食後のドリンクの提供はなく、お隣の「椿ラウンジ」でセルフサービスのコーヒーまたは紅茶が提供されています。ということで、朝食を終えたら、食後に一服するために「椿ラウンジ」に移動します。

「椿ラウンジ」

前日にオールインクルーシブのドリンク類が置かれていた「椿ラウンジ」前の廊下の棚には、コーヒー・紅茶が置かれていました。朝日が降り注ぐサンルーフテラスで、中庭を眺めながらゆったり食後のティータイムを過ごしていると、幸せな休日の始まりを迎えた気分です。

(左から)紅茶、コーヒー

9:15~ 入浴(大浴場「風と木々の湯」)

ラウンジでのティータイムを手短に終えたら、男女入替え後にまだ利用していなかった大浴場「風と木々の湯」に向かいます。大浴場の利用は午前10時までなので、ここは少しバタバタするかもしれません。

大浴場「風と木々の湯」の入口(男女入替え前の写真です)

ここからは「風と木々の湯」の内部のレポートです。大浴場内の写真撮影・掲載についても「別邸 山風木」さんから特別の許可をいただいています。

まずは、手前の脱衣所からです。基本的には「花と風の湯」と同じような造りで、設置されている脱衣かごも同じく5個でした。

脱衣所に備え付けのアメニティも同じでしたが、ヘアドライヤーは、Panasonic製の「イオニティ EH-NE36」とTESCOM製の「naturam TD200A」がありました。

Panasonic製の「イオニティ EH-NE36」
TESCOM製の「naturam TD200A」

大浴場「風と木々の湯」は少し変わっていて、湯殿が季節(4月~10月/11月~3月)によって露天風呂/内風呂に切り替わるため、浴槽自体は一つです。湯殿の入口にはかけ湯が設置されているので、ここでかけ湯をしてから浴槽に向かいます。

かけ湯

私たちは10月27日~28日に宿泊したので、ギリギリ露天風呂の時期に間に合ったと思いきや、、

すでに冬囲いが完了していました(>_<)。。

「風と木々の湯」の浴槽の湯口もあまり見なタイプで、間口の広い湯口からまるでベルトコンベアが流れるようにしてお湯が注がれていきます。浴槽のサイズは、「花と風の湯」の露天風呂よりは小さめで、定員3,4名ほどといった感じでした。

「風と木々の湯」の洗い場も、「花と風の湯」と同じく3つでした。「花と風の湯」で見かけたシャワールームも設置されていました。備え置きのバスアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディソープ)も一緒です(POLAの「ひととき」シリーズ)。

そして、洗い場スペースの一角には、定員2名のサウナと水風呂が設置されています。

サウナルームの入口と水風呂
土団子サウナの室内

こちらのサウナは、ドライサウナでもフィンランド式サウナでもなく、「土団子サウナ」という変わり種です
なんでも韓国式伝統サウナに着想を得たもので、宮城県白石市大鷹沢の土団子から出るイオンが血行を促進し、皮下腺から出る汗によって体内の毒素を排出する作用があるとのことです(参照:「別邸 山風木」公式サイト)。

私が行ったときは時間外だったので利用できませんでしたが、前日に夫が少し入ってみたらしく、一般的なドライサウナやフィンランド式サウナよりも温度が低め・湿度高めで、ゆっくりと発汗を促すタイプのサウナだったとのことです。


私が大浴場「風と木々の湯」に行った午前9時台の時間は、他のゲストがやって来ることもなく、時間まで完全貸切状態で湯浴みを楽しむことができました。

大浴場「風と木々の湯」の源泉は、大浴場「花と風の湯」や貸切露天風呂「しかく」「まる」と同じですし、スケールと開放感で言ったら「花と風の湯」のほうがあるので、滞在時間が限られている場合には「花と風の湯」を選択しちゃうかも。

色々なタイプの湯殿の風情を楽しみたい方や「土団子サウナ」を試してみたいという方は、「風と木々の湯」のほうにも足を運んでみてください。

【「別邸 山風木」の大浴場「風と木々の湯」の基本情報(温泉分析書より引用)】

利用時間15:00~翌10:00 (20:00 男女入替)
※サウナは15:30~23:00/翌6:30~8:00
内容内湯/露天風呂(季節により切替)、水風呂、サウナ
源泉湯刈田温泉
泉質ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉(低張性-弱アルカリ性温泉)
泉温41.7℃
pH値7.9
効能きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
 
「風と木々の湯」の温泉分析書

10:00~ チェックアウトの準備

チェックアウトまでの残り時間は、サンルーフテラスのマッサージチェアでリラックスしながら、チェックアウトの準備を進めていきました。楽しい時間が過ぎ去っていくのは本当に早すぎます・・・

11:00  チェックアウト

11時になれば、フロントに部屋の鍵を返却してチェックアウトです。チェックアウトの際に、お土産として焼き立てのパンとディナータイムに撮影していただいた写真を持たせてくれました。

パンはクロワッサン、あんデニッシュなど

事前のリサーチでわかっていたこととはいえ、こうしてお土産をもらえるとまた再訪したい宿として記憶に残りますね。

「名物とうふ はせがわ屋」

「別邸 山風木」の朝食で提供されていた「はせがわ屋の寄せ豆腐」が美味しかったので、仙台への帰路につく前に遠刈田の温泉街のはずれにある「はせがわ屋」さんに立ち寄りました。

「はせがわ屋」さんには豆腐だけを購入するつもりで立ち寄ったのですが、店内に入ってみると「豆乳ソフトクリーム」という食欲をそそられるものがあったので、思わず買っちゃいました。あとで、Googleマップの口コミを見ると、公衆浴場からの湯上がりに「豆乳ソフトクリーム」(380円)・「豆乳ソフトカップ イチゴ」(430円)を買っていく方が多いようで、「豆乳ソフトクリーム」に関する口コミが看板商品レベルで多かったです。

(左から)「豆乳ソフトクリーム」、「豆乳ソフトカップ イチゴ」

今回は、遠刈田エリアで人気の大人のオールインクルーシブ宿「オーベルジュ 別邸 山風木」の完全攻略ブログを全4回にわたって掲載しました。

最近はフリードリンク・飲み放題をオールインクルーシブサービスとして掲げる宿が増えましたが、そのぶんオールインクルーシブを謳っている宿の間でもサービスのクオリティがまちまちになっていますし、酷いところでは、料理やドリンクが粗悪なものばかりだったりと、オールインクルーシブの宿に泊まったことによる満足感が伴わないところもあるような気がします。

その点、今回取り上げた「オーベルジュ 別邸 山風木」では、チェックイン開始時刻前の受付など不要なサービスをカットしてコストをコントロールし、宿泊客が「オールインクルーシブ」「オーベルジュ」に求めるサービス(美味しい食事・美味しいお酒・美しい景色)に集中して、質の高いサービスを提供してくれる良宿でした。スタッフさんも全員が近すぎず遠すぎずのいい距離感で接客してくださり、ホルピタリティのレベルも高かったと思います。

同じ遠刈田エリアには、オールインクルーシブで有名な一の坊グループの「ゆと森倶楽部」「温泉山荘 だいこんの花」がありますが、「オーベルジュ 別邸 山風木」はそちらより少しだけリーズナブルな価格で、上質な大人の休日を過ごさせてくれる宿だと思うので、遠刈田エリアに宿泊される場合には候補に入れて検討してみてください。

今回は楽天トラベル経由の予約で、宿泊費は、2名で6万1600円のところ楽天温泉セールのクーポンを使って、2人で4万6600円(1名あたり2万3300円、税込)でした。もともと平日宿泊で割安だったところにクーポンを使ったので、今回は高級宿にリーズナブルな価格で宿泊することができました。

次回予告

11月11日(土)~12日(日)にかけて「九兵衛別館 珠玉や」(山形・湯田川温泉)に宿泊してきましたので、次回はこちらの完全攻略ブログを12月中旬頃を目標にアップする予定です。

山形県庄内地方の温泉旅館を取り上げるのは初ですので、次回もぜひご覧になっていってください。

【完】

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この記事を書いた人

山形県出身、宮城県仙台市在住。
30代の既婚の女性です。
結婚3年目を迎える共働きの子なし夫婦の妻のほうをしています。
旅行は遠出よりも近場派。
東北の宿泊施設をめぐるのが大好きで、月に1,2回のペースで東北各地の宿に泊まっています。
色々な旅行ブログをのぞいているうちに自分にも有意義な情報発信ができるかもと考えて、このサイトを立ち上げました。
当サイトのモデルプランを参考に滞在中のスケジュールを組んでもらえれば宿での滞在時間がより充実したものになる思うので、是非のぞいていってください。

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