前回に引き続き「NIPPONIA 白鷹 源内邸」の宿泊レポートのブログ記事その3です。
今回は1日目のアフターディナーの時間と2日目の朝食を中心にレポートします。
記事内のリンクには一部アフィリエイト広告を含みます
今回の宿泊中のスケジュール(モデルプラン)
1日目 |
---|
12:15 出発 |
13:30 道中で昼食 |
15:00 チェックイン |
15:30 ルームツアー |
16:00 敷地内を散策 |
18:00 ディナー |
20:00 入浴 ⇐いまココ! |
21:30 夜の敷地内を散策 |
24:00 就寝 |
2日目 |
---|
7:00 起床 |
7:15 朝風呂 |
8:00 朝食 |
9:00 部屋でくつろぐ・身支度 |
10:00 チェックアウト |
1日目(続き)
20:00~ 入浴
ディナータイムをたっぷりと満喫したら、「紅の八塩」の建物に戻ります。
リビングに戻ると、外の竹林がライトアップされて美しい眺めだったので、部屋の電気を消して写真撮影。
まだお風呂に入っていなかったので、ここで給湯器で浴槽にお湯を張ってお風呂にします。
浴室からも竹林が少し見えるので、浴室の窓を開けて、何も考えずにゆったりしたバスタイムです。
虫の声がわずかに聞こえる静けさに包まれた窓の外とヒノキの香りに囲まれて、ここでも贅沢な非日常体験にどっぷりと浸かります。
21:30~ 夜の敷地内を散策
お風呂を終えたら、外の雨もやんでいたこともあり、夜の敷地内を少しだけ散策してみることに。
何もしない贅沢を求めて「NIPPONIA 白鷹 源内邸」に宿泊しに来ているのに、何かをしたくなっちゃうのは人間の悲しい性なのかも(笑)。
敷地内はわずかに電灯の明かりがあるだけで、ほとんど真っ暗に近いのですが、これが古民家宿ならではの風情を醸し出しています。
散策のついでに、母屋2階のラウンジにも立ち寄って、夜の帳が下りたひとときを過ごしました。
24:00 就寝
「紅の八塩」に戻ったら、持参してきた本を読んだりして、静かでゆったりした時間の流れに身をまかせます。
本当は動画を見たりして過ごしても良かったのですが、せっかくの非日常空間ですから、ここはあえて粋に過ごします(笑)。
やっぱり部屋が広くて開放感があるせいか、いつもの外泊と比べてもリラックス度が高かった印象です。
23時30分を過ぎたところで、寝る準備をして2階にあがりベッドの中に入って、就寝します。
今日も楽しい1日だったzzz
2日目
7:00 起床
2日目の朝食が午前8時と少し遅めだったので、起床も自然と午前7時頃になりました。
2日目の朝の天気は、曇がうすくかかっていましたが雨はあがっていて、散策がてら雄大な自然の風景を拝むことができました。
7:15~ 朝風呂
昨日の入浴時は外が真っ暗だったこともあり、夫が外の景色が見える状態でお風呂に入りたいと言い出し、浴槽にお湯を張り直して朝風呂を楽しんでいました。
8:00~ 朝食
昨夜のディナーの「ローカルガストロノミー」初体験の余韻もまだ残っていますが、朝食は全ての宿泊客が一緒の8時スタートなので、遅れないように朝食会場の「ダイニング 纏」に向かいます。
フランス料理のコースだった昨夜のディナーとは打って変わって、朝食は和食メニューです。
和食ということもあり、朝食では、「ローカルガストロノミー」がより色濃く実践されていて、置賜・白鷹地域の伝統的な郷土料理や地物食材を中心に献立が組み立てられています。
置賜・白鷹は、発酵食・保存食の食文化が広く発達浸透している地域で、雪割納豆・あけがらし・くるみ寒天あたりは、他の地域の宿の朝食ではまずお目にかかれないんじゃないでしょうか。
納豆に米こうじを加えたのち、一定の温度で長い時間じっくりと発酵させた、塩辛い中にも深いコクと旨味をもった【熟成・こうじ納豆】(由来は、山形県置賜地方の農家に保存食として伝わる「五斗納豆」)
(出典:「株式会社ゆきんこ」公式サイト)
山形県長井市にある老舗醤油店「山一醤油製造所」が江戸時代から一族内だけで食していた、米こうじ・からし・醤油・唐辛子・麻の実・三温糖・大豆・小麦を秘伝の方法で発酵熟成させた伝統的な食品
(出典:「山一醤油店」公式サイト)
鯉の甘露煮、みそ揚げ(もち粉・かぼちゃ・豆腐・みそなどを練り大葉で包んで揚げたもの)も、置賜・白鷹の郷土料理です。
朝食の中でも、ひときわ美味しかったのが、グリーンピースと一緒に炊き込んだつや姫の豆ごはん。ピカピカに磨き上げられたお米の味が最高でした。ごはんはおかわり自由だったので、私も夫も当然のように2杯目をいただいちゃいました。
レストランで出されたプロの味とまではいかないかもしれませんが、朝食に並んでいた郷土料理の品々は、白鷹町の産直市場(「どりいむ農園直売所」や「白鷹愛菜館」)で一部売られているものもあるので(くるみ寒天、みそあげ、鯉の甘露煮など)、帰りに立ち寄ってみて気になったものがあればお土産に購入してもいいかもしれません。
「小嶋総本店の米糀のあまさけ」はオンラインショップでも販売されているので、旅行を終えてしまった後でも購入できます🆗
9:00~ 部屋でくつろぐ・身支度
朝食を終えて「紅の八塩」に戻ったら、10時のチェックアウトに向けた準備を少しずつ始めていきます。
ここで客室に用意されていたコーヒーとお茶のバッグに手を付けていないことに気づいたので、チェックアウトに向けた準備をしながらコーヒー(ティー)タイムをとります。
客室に用意されていたコーヒーは、地元山形県立米沢高等学校西置賜校の生徒さんたちが焙煎したもの、お茶は株式会社とみひろが白鷹町で運営する「とみひろ養蚕所」で手摘みした桑の葉のほうじ茶でした。
客室に備え付けのケトルはバルミューダ、カップ&ソーサーはKINTOでした。
チェックアウトまでの残り少ない時間を惜しみつつ、日常から離れた世界で、コーヒーとお茶を淹れていきます。
最後まで「NIPPONIA 白鷹 源内邸」の趣きのある空間を満喫するために、リビングではなく縁側に出て、雨上がりの外の景色を眺めながら、ゆったりとくつろいだティータイムを過ごしました。
10:00 チェックアウト
「NIPPONIA 白鷹 源内邸」でのチェックアウトの手続きは、母屋ではなく、「ダイニング 纏」の建物ですることになっています(おそらくキャッシャーの機器が「ダイニング 纏」にしかないため)。
10時前には「ダイニング 纏」の建物まで行き、そこで鍵の返却と清算を済ませれば、チェックアウト完了です。
宿を出発したその足で、先ほど紹介した白鷹町の産直市場(「どりいむ農園直売所」や「農産物直売所 白鷹愛菜館」)に足を運んでみましたが、1番欲しかった畔藤キュウリがなくて残念(日によっては、「白鷹愛菜館」に畔藤きゅうりが並ぶこともあることはあるそうなのですが、生産者がほとんどいないため、そういう日は少ないのだそう)。
今回は楽天トラベルのセールで、思い切らないとなかなか手が出ない価格帯のお宿に泊まることができて、「ローカルガストロノミー」の料理など良質なサービスを知るいいきっかけになりました。
「NIPPONIA 白鷹 源内邸」は、観光立地や交通の便に恵まれているわけではなく、温泉という資源も持ち合わせていないため、まだまだ認知が広がりきっていないところだと思います。
ただ、今回の宿泊を通じて、一般的な宿泊施設とは一線を画して、この地でしかできない良質なサービス・価値の提供を追求し続ける「NIPPONIA 白鷹 源内邸」の姿勢が広く認知されて施設とサービスの両方で評価されるようになるまでは、そんなに時間はかからないだろうなぁと感じました。
今回の宿泊費は、夫が楽天トラベルの【LUXDAYSセール・ベストレート】で「お日にち限定・特別価格!1泊2食付きディナードリンクペアリング」のプランで予約をとり2人で5万5000円のところ、5と0のつく日のクーポンも使い、最終的に2人で4万4000円という破格で宿泊できました。実際はもっとお値段がするお宿ですし、正規のお値段に見合ったサービス・非日常体験も受けられますので、タイミングがあえば今回の私たちの価格で泊まれることもあるんだ程度でオネガイします。
次回予告
今回の「NIPPONIA 白鷹 源内邸」への宿泊後に宿泊体験記を書くにあたって、「NIPPONIA 白鷹 源内邸」のことをリサーチしていると、2019年にサービスを開始した【旅のサブスク】「HafH(ハフ)」が検索結果に出てきました(みなさんはHafH(ハフ)のことをご存じでしょうか?)。
私はHafH(ハフ)がサービスを開始した当初にHafH(ハフ)のことを知ったものの、これまでは加入を見送っていました。ただ、今回あらためてHafH(ハフ)の現在のサービスやキャンペーンの内容を調べたところ、加入するなら今しかない!ということで、7月26日に夫婦そろってHafH(ハフ)に加入しました。
そして、HafH(ハフ)のキャンペーンで手に入れた特典コインを使って、「果実の山 あづま屋」(山形・かみのやま温泉)に宿泊してきましたので(夫が)、次回はさっそく「果実の山 あづま屋」の宿泊体験レポートをを7月31日(月)にアップします。
温泉もあり読み放題のコミックコーナーもありと、個人的にはHafH(ハフ)が提携している東北地方の宿泊施設の中では断トツにコスパがいいと思っている宿です。
HafH(ハフ)へ加入している方にもそうでない方にも、サービス内容を含めた体験レポートが参考になると思うので、楽しみしていてください。
【終わり】
コメント