新設の貸切露天風呂とバレルサウナ!「オーベルジュ 別邸 山風木」の完全攻略ブログ[2/4]

前回に引き続き「オーベルジュ 別邸 山風木」の完全攻略ブログ記事その2です。今回から「オーベルジュ 別邸 山風木」での館内施設やサービスの紹介に入っていきます。

今回は、貸切露天風呂、ラウンジでのウェルカムドリンク、大浴場「月と風の湯」の順で紹介していきます。

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今回の宿泊中のスケジュール(モデルプラン)

1日目
15:00   チェックイン
15:15  ルームツアー
15:45  入浴(貸切露天風呂) ⇐いまココ!
16:30  ウェルカムサービス
17:00  入浴(大浴場「月と風の湯」)  
18:00  ディナー
20:30   館内散策
21:30  夜食
23:30  就寝
2日目
7:30  起床  
8:00  朝食
9:00  ティータイム
9:15  入浴(大浴場「風と木々の湯」)
10:00  チェックアウトの準備
11:00  チェックアウト
目次

1日目(続き)

15:45~ 入浴(貸切露天風呂)

ルームツアーを一通り終えたところで、クローゼットの中から湯かごと入浴セット取り出してこれに着替えをあわせて貸切露天風呂に向かいます。

クローゼットの中から取り出した湯かごと入浴セット

「別邸 山風木」の各浴場の脱衣所には、備え置きのバスタオルはないので、客室からバスタオルを忘れずに持ち出しておきましょう。

私たちが宿泊している客室「茜」は大浴場・貸切露天風呂に近い場所にあるので、入浴の際の移動は楽でした。

貸切露天風呂までの経路(館内案内図)

貸切露天風呂へは、まず大浴場(「風と木々の湯」「月と風の湯」)の入口前を通過し、非常口の出入口まで行きます。

この非常口の手前の右側には、ウォーターサーバーが設置されていました。

ウォーターサーバー

湯上がり処「Green Room」

非常口でサンダルを履いて外に出て目の前の階段を上がっていくと、湯上がり処としても使える「Green Room」があります。

「Green Room」正面入口

壁3面の大きなガラス戸の仕様が特徴的な「Green Room」の室内には、おしゃれなソファとテーブル・ローチェストが設置されています。また、「Green Room」の室内を通過した奥に貸切露天風呂(「しかく」「まる」)の浴場があります。

テーブルとチェストの上には、いかにも大人向けの雑誌(ライフスタイル誌、旅行誌、建築雑誌など)が備え置かれています。ここで少し背伸びした湯上がりのひとときを過ごすのもいいんじゃないでしょうか。

貸切露天風呂「しかく」

「Green Room」の室内を通過した正面の真向かいに、貸切露天風呂「しかく」の入口があります。貸切露天風呂は、予約制ではなく、空いていればいつでも自由に入れるシステムなので、入口を見て他の宿泊客のサンダルがなければ、ドアを開けて中に入って内鍵をかけます。

貸切露天風呂「しかく」の入口

手前が脱衣所になっていますが、貸切風呂ということもあり、かなりコンパクトで脱衣かごも2つだけでした。

脱衣所を抜けて湯殿に出てみると、、

定員2名ほどのコンパクトな浴槽ですが、屋根で覆われていないのでとても開放的な気分を味わえます。

貸切露天風呂にも洗い場が1つ設置されているので、ここで入浴前に軽く体を洗うことができます、ちなみに、備え置きのバスアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディソープ)は、POLAの「ひととき」シリーズで、そのほか客室にあったPOLAの「シャワーブレイクプラス フォームソープ」もありました。

そして、「別邸 山風木」の貸切露天風呂の特徴が、ジャグジー機能がついていることです
浴槽に設置されているボタンを押してみると、、

ジャグジー on/off ボタン

見事なジャグジー風呂にバージョンアップ!

貸切露天風呂「まる」

貸切露天風呂「まる」の建物は、「しかく」の隣に設置されています。

貸切露天風呂「まる」の入口

貸切露天風呂「まる」の脱衣所も、「しかく」と同じように、かなりコンパクトでした。

そして、こちらが貸切露天風呂「まる」の湯殿です!

どちらかというと、雰囲気は「しかく」よりも「まる」ですかね。浴槽は「しかく」と同じように定員2名ほどの小さめサイズで、こちらもジャグジー機能がついています。「まる」の浴場内に洗い場が1つ設置されているところも、「しかく」と同じです。


貸切露天風呂「しかく」「まる」は2022年2月にできたばかりの新しい浴場なので、どちらもまだピカピカで手入れもきちんとされているようでした。

貸切露天風呂は、屋根に覆われていない開放的な環境で、夜には星空を見上げながらジャグジー風呂が楽しめるということで、「星空のジャグジー」という名称がつけられています。

が、私たちはディナーを深酒とともに満喫しすぎて夜は貸切風呂に入る余裕はありませんでした(おそらく「別邸 山風木」に宿泊された方はみなさん同じ思いをしているはず······)。

「星空スイッチ」(という名の電気スイッチ)もあります

源泉がやや低温のため加温はしてありますが、循環ろ過していない自家源泉掛け流しの温泉です。お湯は無色透明に近く臭いもしませんでした。クセがなくやわらかい弱アルカリ性の泉質のお湯なので、外気を浴びながら湯浴みを楽しむことができます(ただし、貸切露天風呂の利用は40分が目安とされていますので、利用時間は守りましょう)。

【「別邸 山風木」の貸切露天風呂「しかく」「まる」の基本情報(温泉分析書より引用)】

スクロールできます
利用時間15:00~翌10:00
内容露天風呂
源泉湯刈田温泉
泉質ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉(低張性-弱アルカリ性温泉)
泉温41.7℃
pH値7.9
効能きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
 
貸切露天風呂「しかく」の温泉分析書
貸切露天風呂「まる」の温泉分析書

16:30~ ウェルカムサービス

貸切露天風呂での湯浴みを楽しんだら喉の渇きを潤すべく、「椿ラウンジ」に向かいます。というのは、「椿ラウンジ」では、15:00~17:00の時間帯でウェルカムサービスの一環として、ドリンクがフリーフローで提供されているからです。

「椿ラウンジ」(写真は夜に撮影したもの)
ウェルカムサービスのドリンクメニュー

フリードリンクサービスには、セルフサービスでいただくドリンクとオーダー制のドリンクとがあります。

フリードリンクのラインナップ
(2023年10月27日時点)

【セルフサービスのドリンク】

  • スパークリングワイン
  • レモンウォーター
  • ハワイアンコーヒー

【オーダー制のドリンク】

  • 生ビール(カールスバーグ)
  • ハイボール(バランタイン)
  • 自家製ジンジャエール
  • 自家製ホットジンジャー

セルフサービスのドリンクは、「椿ラウンジ」前の廊下に設置されている棚の上に置かれているので、ここから飲みたいものをグラスに注いでラウンジの椅子に腰かけながらいただきます。

「椿ラウンジ」前の廊下
(左から)レモンウォーター、スパークリングワイン、ハワイアンコーヒ
飲み終わったグラスは棚の右下に返却します

これに対し、オーダー制のドリンクは、「椿ラウンジ」に隣接の「ロータスダイニング」の入口前に設置されている卓上ベルを鳴らして、スタッフさんにドリンクをオーダーする形になっています。

「ロータスダイニング」入口前
卓上ベル

また、「椿ラウンジ」前の廊下には、セルフサービスのドリンク以外にも、おつまみになるような塩味のソフトせんべい、チョコレート、ナッツ類、それに加えてミニアイスキャンディーも提供されていました。

(左から)ソフトせんべい、チョコレート、ナッツ類
ミニアイスキャンディー

私は「自家製ホットジンジャー」をオーダーし、夫はセルフサービスのスパークリングワインを湯上がりのドリンクにすることにしました。ちなみにこの日に提供されていたスパークリングワインは「セニョリオ・デ・マレステ スパークリング ブリュット ロゼ」という銘柄のもので、1本1000円未満と、ディナータイムに提供されるドリンクとは比べものにならないので、あえてここでは飲まなくてもいいかも。

ラウンジで提供されていたスパークリングワイン

サンルーフテラスを採用している「椿ラウンジ」は、晴れた日の日中は太陽の光が燦燦と降り注ぐ、明るく開放的な空間になっています。

客室「茜」からの中庭の景観も素晴らしく印象的でしたが、「椿ラウンジ」の角度から眺める中庭の景観も日本風景画で描かれている美観を抜き出したような美しさです。

「椿ラウンジ」のテラスからの眺め

さすがにウェルカムサービスが提供されている時間帯は「椿ラウンジ」も人気で、一番眺めがいい左奥のテーブル席には先客がいらしゃったので、私たちは一番右のソファ席でくつろぎのひとときを過ごしました。

「別邸 山風木」のオールインクルーシブの本番は、あくまでディナータイムなので、ディナー前にドリンクやおつまみに手を出しすぎないように注意しましょう。

16:45~ 入浴(大浴場「月と風の湯」)

ラウンジで軽くひと休みしたら、本格的に1日の汚れを落とすべく、大浴場に向かいます。

「別邸 山風木」では、「風と木々の湯」と「月と風の湯」という趣きの異なる浴場がそれぞれ男性用大浴場・女性用大浴場として使用されていて、宿泊当日の20時に男女の入れ替えが行われています。私たちが宿泊した日は、20時までは「風と木々の湯」が男性用大浴場・「月と風の湯」が女性用大浴場で、男女の入れ替えが行われた20時以降はその逆になっていました。

大浴場「風と木々の湯」の入口
大浴場「月と風の湯」の入口

ということで、ここからは「月と風の湯」の内部をレポートしたいと思います。大浴場内の写真撮影・掲載についても「別邸 山風木」さんから特別の許可をいただいていますので、写真付きで詳しくレポートしちゃいます。

まずは、手前の脱衣所からです。設置されている脱衣かごが5個なので、同時利用の想定は最大5名なのでしょうね。

脱衣所には、DHCオリーブゴールドシリーズのクレンジングオイル・ジェルローション・ミルキージェルが備え付けられていました。そのほか、フェイス&ボディソープ(POLAの「シャワーブレイクプラス フォームソープ」)やヘアドライヤー(Panasonic製の「イオニティ EH-NE48」)は客室にあったものと一緒でした。

(左から)クレンジングオイル、ジェルローション、ミルキージェル
(左から)「シャワーブレイクプラス フォームソープ」、消毒用アルコール
ヘアドライヤー(「イオニティ EH-NE48」)

男湯の時間には、クレンジングオイルがなくなり、男性用のアメニティとして POLA の「AQUA BALANCE HOMME(アクア バランス オム)」シリーズのアメニティ(ヘアリキッド・ヘアトニック・アフターシェーブローション・スタイリングフォーム)が設置されます。

大浴場「月と風の湯」の内湯は、こんな感じです。全13室のお宿なので、大浴場といっても内湯はこじんまりしていて、浴槽の定員は3,4名といったところでしょうか。洗い場は3つですが、総客室数を考えればこれで十分だと思います。

備え置きのバスアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディソープ)は、貸切温泉風呂と同じくPOLAの「ひととき」シリーズで、シャワーヘッドはTOTO製(エアインシャワーヘッド「THYC48」)でした。

TOTOエアインシャワーヘッド「THYC48」

奥にはなんだかすごそうなシャワールームが設置されていましたが、ここは使用しなかったので、どのくらいすごいのかご自身の目でお確かめください。

なんだかすごそうなシャワールーム

そしてそして、大浴場「月と風の湯」には露天風呂もあります。この屋根付き露天風呂が外気を感じられて最高でした。
湯口には、宮城県伊具郡丸森町の大蔵山にしかない貴重な伊達冠石を使っているということで、ここにもこだわりが見られます。

ひょうたん型をした浴槽の3分の1ほどは浅めに造られていて、寝湯を楽しめるようになっています。浴槽のサイズも内湯より大きく、5,6名は入れそうです。

夜の露天風呂は少しライトアップされていますが、夜に大浴場に足を運ぶぐらいなら、貸切露天風呂で「星空のジャグジー」を体験するほうがいいかもしれませんね。

さらにさらに、奥に見えているのは、

2023年10月7日に大浴場「月と風の湯」に新設されたばかりの出来立てホヤホヤのバレルサウナです

設置されたばかりのバレルサウナの中はピカピカで、まだ新しい木の香りがしました。定員4名のスペースなのでコンパクトですが、客室が全13室なので早朝を狙えば他のゲストとバッティングすることなく貸切でフィランド式サウナを満喫できそうです。

ロウリュウセットとサウナストーン
温度計と湿度計

17時前後に大浴場に行ったのが正解だったのか、浴場に来てから5分くらいで他の宿泊客がいなくなり、残りの30分ほどの時間は私だけの貸切状態で湯浴みを楽しむことができました。

源泉は貸切露天風呂「しかく」「まる」と一緒で、泉質も同じ弱アルカリ性の自家源泉100%かけ流しです。

大浴場「月と風の湯」は、ともかく露天風呂の開放感がハンパなく気持ちのいい湯殿でした。貸切露天風呂「しかく」「まる」よりも浴場のスペースが広いぶん、圧迫感もなくてのんびりと長湯するのに適しています。
たった13室の客室(うち3室は客室温泉内風呂付き)の宿泊客だけで、このサイズの湯殿・サウナを独占できるので、チェックイン開始直後の混雑時を避ければ、貸切に近い状態で利用できると思います。

ゲストのほとんどが夕食のスタートを18時に指定している関係で、17時も近くなれば他のゲストは入浴を済ませてしまい大浴場からは人がいなくなるので、大浴場での湯浴みとサウナを楽しむのならこの時間帯に狙いを定めるのがおススメです。

【「別邸 山風木」の大浴場「月と風の湯」の基本情報(温泉分析書より引用)】

スクロールできます
利用時間15:00~翌10:00 (20:00 男女入替)
※サウナは15:30~23:00/翌5:30~10:00
内容内湯、露天風呂(寝湯あり)、サウナ
源泉湯刈田温泉
泉質ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉(低張性-弱アルカリ性温泉)
泉温41.7℃
pH値7.9
効能きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
 
大浴場「月と風の湯」の温泉分析書

ディナーまで一気に紹介したかったのですが、ちょっと長くなりそうなので、ディナータイム以降は次回にまわすことします。

「別邸 山風木」でのディナータイムは、これまでに泊まった宿の中でもトップレベルに素晴らしかったので、続きもぜひご覧になってください。

【続く】

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この記事を書いた人

山形県出身、宮城県仙台市在住。
30代の既婚の女性です。
結婚3年目を迎える共働きの子なし夫婦の妻のほうをしています。
旅行は遠出よりも近場派。
東北の宿泊施設をめぐるのが大好きで、月に1,2回のペースで東北各地の宿に泊まっています。
色々な旅行ブログをのぞいているうちに自分にも有意義な情報発信ができるかもと考えて、このサイトを立ち上げました。
当サイトのモデルプランを参考に滞在中のスケジュールを組んでもらえれば宿での滞在時間がより充実したものになる思うので、是非のぞいていってください。

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