前回に引き続き、「八甲田ホテル」の宿泊レポートのブログ記事その3です。
今回は2日目の朝食と、「八甲田ホテル」の大浴場「寒水沢温泉」を中心に紹介をします。
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今回の宿泊中のスケジュール(モデルプラン)
1日目 |
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8:30 出発 |
13:00 道中で昼食、観光 |
15:00 チェックイン |
15:30 ルームツアー |
16:00 館内を散策 |
17:00 入浴(男性:酸ヶ湯温泉、女性:大浴場) |
18:30 ディナー |
20:00 バータイム |
21:30 入浴 |
22:30 就寝 |
2日目 |
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6:30 起床 ⇐いまココ! |
7:00 朝食 |
8:00 入浴(男性:大浴場、女性:酸ヶ湯温泉) |
9:15 コーヒータイム、チェックアウトの準備 |
10:00 チェックアウト |
2日目
6:30 起床
2日目は、早めの朝食時間に合わせて6時30分に起床をしました。カーテンを開けると、ブナの原生林が目に飛び込んできます。ちょうど太陽の光も差し込んできたタイミングでベランダに出てみると、朝のひんやりした空気が鼻の奥を刺激し、一気に爽やかな目覚めとなりました。
朝食会場も夕食と同じくメインレストラン「MeDeau(メドー)」です。朝もドレスコードがあるため、館内着での食事はNGです。
私は朝食後に「酸ヶ湯温泉旅館」までの移動と入浴を予定していたので、予約した7時きっかりに朝食をスタートできるように急いで着替えて準備をします。
7:00~ 朝食
レストランの入口には、同じ朝一の時間を予約していた他の宿泊客の方々が並んでいましたが、スタッフの方が手際よく次々と席に案内していたので、時間通り午前7時に朝食会場に入ることができました。
シャンデリアの明かりが映える夜の雰囲気も煌びやかでしたが、外の深緑がはっきりと見える明るい環境でのホール内も爽やかで、これはこれで素敵です。
私たちは、ディナーの時とは違って、なんと窓際の席に案内してもらいました。てっきりディナーの時と同じテーブルに案内されるものだとばかりに思い込んでいたので、これはうれしい誤算!窓の外の景色を見ながらいただく贅沢な朝食へ期待度が上がります。
朝食は、宿泊予約の際に一人ひとりが洋食か和食のどちらかを選択できます。せっかくなので、私が洋食を、夫が和食を一食ずつお願いしていました。
席に着いてから間もなく、次々と料理が運ばれてきます。
洋食を選んだ私の朝食はこんな感じです。
- 果汁100% 完熟リンゴジュース
- かぼちゃのスープ
- フレッシュサラダ
- スクランブルエッグ、ラタトゥイユ、ベーコン
- 厚切りトーストとクロワッサン(自家製リンゴジャムとバター)
- ジャージー種 プレーンヨーグルト
- フレッシュフルーツ(スイカ)
- オリジナルブレンドコーヒー
この日の卵料理はスクランブルエッグでしたが、他の方のブログやSNSを見るとオムレツも見かけるので、日によって変わるようです。私にとってはちょうどいい量の朝食だったので、残さずにペロリと完食しました。男性だと少しお腹がすくかもしれない控えめの量でした。
和食を選んだ夫の朝食はこんな感じです。
- 果汁100% 完熟リンゴジュース
- 野菜の炊き合わせ
- 長芋とろろ
- つるつるわかめ
- 焼き魚(鮭)・紀州南高梅・きばさ
- 温泉卵
- 自家製ぬか漬
- 焼き海苔
- 白飯(青森県産 青天の霹靂)
- 味噌汁
- リンゴのコンポート
- オリジナルブレンドコーヒー
ボリュームは明らかに和朝食のほうがありそうでしたが、夫はすべて完食していました。男性だと、和朝食の量ぐらいがちょうどいいのかも。焼き魚(鮭)も身が厚くて食べ応えがあり、味も美味しかったみたいです。
食後の飲み物に関しては、前日のコーヒーの美味しさが忘れられず、もちろん八甲田ホテルのオリジナルブレンドコーヒー一択でした。外の景色を眺めながら飲むこの時間は、日常からすっかり離れられる貴重な時間ですね。
8:00~ 入浴(男性:大浴場、女性:酸ヶ湯温泉)
朝食を終えたらいったん部屋に戻り、私は「ヒバ千人風呂」の女性専用時間にあわせて自家用車を運転して「酸ヶ湯温泉旅館」に向かいます。とは言っても、タオル類は向こうで借りられるので、着替えとスキンケア用品一式だけを持っていくだけでOKです。
夫のほうは「八甲田ホテル」の大浴場で朝風呂をしてくるとのことで、ここでいったん別行動になります。
ここのセクションでは、まだ紹介していなかった「八甲田ホテル」の大浴場(寒水沢温泉)について紹介したいと思います。
「八甲田ホテル」の大浴場は、D棟1階にあります。D棟1階へは本棟から宿泊棟に入ったところを真っすぐ進み、コンベンションホール横の階段を下りて向かいます。
また、D棟の2階と1階をつなぐエレベーターも設置されているので、エレベーターで階下に移動することもできます。
階段またはエレベーターでD棟1階に降りると、正面に和食処「寒水(しゃこみず)」、その隣に大浴場の入口があります。
奥に赤色ののれんがかかっているのが女湯の入口で、青色ののれんがかかっているのが男湯の入口です。
大浴場の入口近くには、ダイヤル式のロッカーが設置されています。大浴場の脱衣所にはロッカーがないため、貴重品はこちらに預けてから入浴しましょう。
そして、ロッカーの横には……みんな大好きお風呂上がりのアイス!その日はアイスキャンディーと一口サイズのアイスが入っていました。これはうれしいサービスです!
また、階段横には自動販売機が設置されていて、奥にはトイレとエレベーターがあります。
大浴場の入口周辺のチェックが終わったところで、次は大浴場の内部を紹介していきたいと思います。
ここから先は、いつもは公式サイトの画像を拝借して紹介するはずですが、今回はフロントを通じて大浴場の写真撮影とブログへの掲載許可をお願いしたところ、他の宿泊客がいないことを条件に、特別に許可していただきました(「八甲田ホテル」様ありがとうございます)。
ということで、ここからは夫が撮影した写真で大浴場(男性用大浴場)の内部の様子を紹介していきたいと思います(隣接の女性用大浴場の造りもほぼ同じです)。
大浴場の入口ののれんをくぐって中に入っていくと、手前が脱衣所になっています。宿泊施設の大きさに比べて脱衣所のスペース自体はそれほど広くはありませんが、他の宿泊客の方は酸ヶ湯温泉を利用して満足してしまっているのか、ホテルの大浴場は常に閑散としていたので、窮屈に感じるようなことは一度もありませんでした(むしろ他の宿泊客の方はどこに行ってしまったのか心配になるぐらいでした)。
「八甲田ホテル」の大浴場の脱衣所には、バスタオル・フェイスタオルの用意があるので、客室からタオルを持ち出す必要はありません。
脱衣所の左側には洗面台が3つ設置されていて、クレンジング・化粧水・乳液の3点セット、シャワーキャップ、歯ブラシ、ヘアブラシ、シェービングフォーム、T字カミソリなどが一通り揃っていました。洗面台の備え付けのドライヤーはPanasonic製のナノケアドライヤー(「EHーNA9E」)で、ここは高級ホテルの面目躍如です。また、湯上がりには必ず飲みたい八甲田の伏流水も準備されています。
そして、いよいよ洗い場・浴槽です。当ブログ初の青森の温泉……心を躍らせながら扉をオープン!
はい、窓のブナ林の緑がめっちゃ癒し!
こちらの大浴場は露天風呂はありませんが、大きな窓の外に無数のブナの原生林が見えるので、露天風呂とまではいかないまでもかなりの開放感があります。また浴槽も青森のヒバを使用しているため、ヒバ独特の落ち着いた香りがさらにリラックス効果を高めます。
また、夜になると静寂に包まれた外の景色がライトアップされて、日中よりものんびりと湯船に浸かることができます。
洗い場は全部で6つとやや少なめですが、他の宿泊客の方とバッティングすること自体がほぼなかったので、全く不便を感じませんでした。シャンプー類は、「POLA( ポーラ)アロマエッセゴールド」と客室のバスルームにも備え付けられていた「PROVINSCIA(プロバンシア)」の2種類でした。
そして、忘れちゃいけないもう一つの推しポイントがこちら!
「サウナ+水風呂」のととのいセットです!
サウナの後に八甲田の伏流水が張られた水風呂になんて入ったら、体が相当引き締まること間違いなしじゃないでしょうか。
「八甲田ホテル」の大浴場の寒水沢温泉は、泉温が高温のため加水はしていますが、循環ろ過していない源泉掛け流しの温泉です。泉質は、酸ヶ湯温泉と違い硫黄成分を含んでいないため透明度が高く硫黄水素臭もしません。とてもまろやかですが、舐めてみるとかなり酸っぱかったです。目に入るとしばらく痛いほどです。また、pH1.2の強酸性のお湯はクレンジング効果もあり、美肌の湯でもあります。酸ヶ湯温泉の良さは言うまでもありませんが、いつでも安心して入れるホテルの自家源泉の大浴場もかなり良かったです。
【寒水沢温泉の基本情報(泉質等は温泉分析書より引用)】
場所 | 宿泊棟D棟1階 |
時間 | 13:00~翌11:00 |
泉温 | 75.8℃ |
内容 | 男性:内湯、サウナ、水風呂 女性:内湯、サウナ、水風呂 |
源泉 | 荒川温泉 |
泉質 | 酸性・含鉄(Ⅱ・Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(高張性酸性高温泉) |
pH値 | 1.2 |
効能 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、 慢性消化器病、痔疾、運動麻痺、関節の強張り、挫き、病後回復期、健康増進など |
強酸性の温泉での湯浴みもサウナも満喫したお風呂あがりには、アイスキャンディー1本を忘れずにいただきます。
9:15~ コーヒータイム、チェックアウトの準備
夫は大浴場を、私は酸ヶ湯温泉をそれぞれ堪能した後は、「八甲田ホテル」の部屋に戻り午前10時のチェックアウトに向けて、身支度をします。温泉入浴後特有のふわふわ感もあるので、そのままベッドに飛び込みたいところですが…、チェックアウトが早めなので致し方なし。
チェックアウトの準備に並行して、恒例の最後のリラックスタイムに入ります。
部屋にある「八甲田ホテルオリジナル珈琲スペシャルブレンド 橅の滴」を開封し、一息つきます。やはりお水が美味しいことも相まって、くっきりとしたコーヒーの味わいに至福の気分です(酸ヶ湯温泉に引き続き、八甲田山のこちらのコーヒーもお土産に購入しました)。
2日目は青空も垣間見える晴れそうな天気だったため、コーヒーカップ片手にベランダに出てみました。隣のベランダが気になるので少しの間だけでしたが、風そよぐ外でのコーヒータイムが実に最高。持ち歩き用の紙カップもおしゃれです。
名残惜しいと思い、部屋を出る前にまたまた「八甲田山の伏流水」を飲む私たちでした…。こんなおいしい水が毎日飲めたらいいのになぁ~。
10:00 チェックアウト
フロントでチェックアウト手続きを済ませたら、荷物をまとめて駐車場に向かいます。
めったにない遠出で「八甲田ホテル」を訪れた場合は、「Hakkoda Hotel」も文字が映るように、エントランスをバックに記念写真を撮るのもありでしょう。他の宿泊客のみなさんもチェックアウト後にエントランスをバックに記念撮影をされていました。
私たちも「八甲田ホテル」の建物前で何枚か写真を撮りましたが、駐車場前にも映えスポットがありました。
八甲田山とは周辺の連峰の総称で、写真にある山は八甲田連峰の主峰の「大岳」です。
今回はブログ初の青森県の宿の紹介で、今までの中で1番の遠出だったので、ついでに宿に着くまでに立ち寄った観光地も少しだけ紹介させていただきました。
同じ東北でも仙台ー青森間は、移動距離が長くなかなか気軽に来ることができないため、せっかくなら宿泊に加え、観光スポットにも立ち寄り、青森を存分に楽しみたいところ。
八甲田周辺の観光地巡りをたっぷり楽しんだ後に、青森名産品を贅沢に使ったフレンチディナーと、「八甲田ホテル」・「酸ヶ湯温泉旅館」の極上の温泉で1日を締めくくれば、きっと忘れられない青森旅になると思います。
特に、春~秋にかけては自然と触れあえるベストシーズンだと思うので、十和田湖でのアクティビティ、奥入瀬渓流でのトレッキングやサイクリングなどの予定を「八甲田ホテル」の宿泊前後に入れるのもありかな、と思いました。
今回の宿泊費は、2人で定価9万200円のプランを、夫が楽天トラベルのクーポンを使い、最終的に2人で7万8690円(1人3万9345円)でした。高級ホテルの部類になるのでお値段は若干張りますが、重厚感のある建物の造りを含めてリゾートホテル感は満載なので、記憶に残る青森県への遠出の際には候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
次回予告
次回は、9月の三連休2日目(17日)と3日目(18日)にかけて、秋田県の秘湯「日景温泉」に宿泊しましたので、こちらを引き続きレポートしていきます。
「日景温泉」は「八甲田ホテル」以上に迷路のような造りをしている老舗温泉宿で、滞在中は過去1,2を争うレベルで盛りだくさんの情報量でした。しかも、本来撮影禁止の浴場についても特別に許可をいただきましたので、「日景温泉」の魅力を余すことなく紹介する予定です。
こちらの宿泊レポートはまとめるのにも少し時間がかかるかもしれませんが、情報てんこ盛りのブログ記事を10月中にはアップする予定ですので、こちらを楽しみにしてお待ちください。
【終わり】
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